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◆ 植物が倒れないように支える ◆
植物は地中に根をしっかりと張る事によって
強風などでも倒れないように
地上部にある茎や幹を支えています。
◆ 根に生育に必要な養分や水分、酸素を蓄え、供給する ◆
植物が生育し、新たな葉や茎を作ったり
花を咲かせたりするためには窒素・リン酸・カリをはじめとする
各種の養分や水が必要です。
これらは一時に多量に必要なわけではなく、
少しずつ毎日必要になります。
土には、養分や水を蓄える作用があり、
植物は必要に応じてそれらを吸収しています。
もし、蓄える作用が無いならば、
毎日肥料や水を与えなければならず、
植物を栽培することは非常に困難になります。
また植物の根は呼吸をしていますが、
土は根の呼吸に必要な酸素を与える役割も受け持っています。
◆ 温度変化から根を守る ◆
根は物質以外にも温度にも敏感に反応します。
土の中は空気中の温度に対して
四季を通じての温度変化も少なく、
緩やかに変化するため根も影響を受けずに順応し、
植物の根を守る働きもあります。
夏や冬に鉢植えの植物を鉢のまま
地中に埋めて管理するのは、
温度変化を少なくして植物の根を守ったり、
鉢土の乾きを防いだりするためです。
◆ 緩衝作用で根を有害物質から守る ◆
植物の根は繊細であり、
ちょっとした物質でも影響を受けます。
植物の生育に悪影響を与える物質だけでなく、
有益な肥料成分でも濃い濃度の肥料が
直接根に触れると根が枯れたりすることがあります。
土はそれらの傷害をやわらげ、
急激なショックが及ばないように根を保護する働きもします。
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